四日市薬剤師会 公式サイト

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インストラクター養成

インストラクター養成委員会

超高齢化社会を迎えるにあたり、誰もが住み慣れた場所で安心して暮らすために、高齢者の在宅医療がとりわけ注目されています。薬剤師も、医薬品の専門家として、重要な役割をはたしています。

 在宅医療で用いられる医薬品の中には、通常の薬局業務では取り扱う機会の少ないものがありますが、そのために習得すべき知識や技術が膨大なあまり、現場で対応する薬剤師に大きな負担がかかっているのが現状です。

 そこで、四日市薬剤師会は、在宅医療における多職種協働のために必要な専門知識を有する薬剤師を、その分野の「インストラクター」として養成するための委員会を設立し、在宅医療業務を支援する事業を始めました。

 令和元年度、当委員会は、「輸液・経腸栄養インストラクター」を4名養成しました。この4名は講義8回、実習2回の研修を受講した後にインストラクターとして委嘱されました。インストラクターは、会員からの質問に対応するとともに、研修会を開催して適正な知識や技術を提供する等の業務に就いています。

 今後、在宅医療はますます重要になると予想されます。当委員会は、複雑化する薬剤師の在宅医療業務を支援するために、「簡易懸濁法」、「緩和ケア」などにかかるインストラクターを育成していく予定です。